カーポート設置費用|1台・2台の製品と工事範囲を比較
カーポートの設置費用は、商品本体+柱を支える基礎・組立+地面の復旧などを含む総額で確認してください。
カーポートは、柱と屋根で車を雨や日差しから守る設備です。
駐車場のコンクリートの床とは別の工事です。
カインズの掲載例では、同じフラットスタイルの標準柱で、1台用15.8万円~、2台用35.8万円~(税込・標準工事付き)。
地面のコンクリートを壊す作業や、土の処分、床全体を作る工事などは別料金です。
製品と含まれる工事を合わせて比較しましょう。
1台用・2台用の掲載価格と工事範囲
次は、カインズが掲載する「スタイリッシュポート フラットスタイル」の価格例です。
いずれも「標準柱」(各商品の基本の柱の高さ)・耐雪20cmの掲載商品ですが、屋根の大きさや高さが異なります。
全国平均ではなく、各商品の販売価格例として見てください。
寸法の1,000mmは1mです。
例えば間口2,393mmは、横幅約2.39mを表します。
表は左右に動かして確認できます。
| 掲載商品 | 税込価格 | 掲載仕様 |
|---|---|---|
| 1台用・24-50型 | 158,000円~ 標準工事付き | 間口2,393mm 奥行5,028mm 高さ1,894mm |
| 2台用・48-50型 | 358,000円~ 標準工事付き | 間口4,827mm 奥行5,002mm 高さ2,216mm |
出典:カインズの1台用24-50型、2台用48-50型。
確認日:2026年10月20日。
商品ページは、コンクリートなどを壊す工事、残土処理、土間コンクリートを打つ工事は別料金としています。
地域によって取り扱いや工事費が異なる場合もあります。
「標準工事付き」でも、駐車場の床全体や古いカーポートの撤去まで含むとは限りません。
自宅の地面に合わせた追加作業を含む税込総額を聞いてください。
1台用を2台分置く場合と、2台用を1基置く場合も、柱や基礎の配置が異なります。
車と柱の位置からサイズを選ぶ
同じ「1台用」でも、軽自動車と大きな車では必要な幅や高さが違います。
現在の車だけでなく、ドア・荷室の開閉、将来の買い替え、自転車を置く場所も伝えましょう。
- 車の両側:ドアを開け、荷物や子どもを乗せ降ろしする場所。
- 濃い四角:柱の位置。道路から車を入れる動きや、玄関へ歩く通路と重ならないか確認。
- 1.屋根の範囲:外側の枠。車だけでなく、雨の日に使う通り道も相談します。
見積書の間口(まぐち)は横幅、奥行は前後の長さです。
柱と柱の内側で使える幅や、実際に車を通せる高さも確認します。
掲載の「高さ」が、そのまま車の通れる高さとは限りません。
完成した床から、屋根を支える部材のいちばん低い所までの高さを図面で確認してください。
ミラーや開いたドア、上げた荷室ドア、車の上に付けた荷物入れまで収まるかを相談しましょう。
YKK APのサイズ選びでは、今と将来の車や使い方に合わせた寸法確認を案内しています。
地面の下の基礎と舗装の復旧
柱は、地面の下に作るコンクリートの土台で支えます。
この土台が基礎(きそ)です。
すでに床がコンクリートなら、柱を立てる場所を壊して掘り、基礎を作った後に周囲の床を直す作業が必要になることがあります。
- 1.床を壊す場所と、復旧する範囲:柱の穴を作る「はつり」と、工事後の床の補修を確認。
- 2.柱を支える基礎:必要な大きさや数は製品・地面などに合わせて決めます。この図は寸法指定ではありません。
表は左右に動かして確認できます。
| 費用の項目 | 含まれる作業の例 | 業者へ確認すること |
|---|---|---|
| 本体と部材 | 柱、屋根、雨どい、選んだオプション。 | 品番、屋根材、色、高さ、照明や側面パネル。 |
| 柱・基礎・組立 | 穴を掘り、柱を固定する土台を作り、屋根を組み立てる。 | 基礎の数と仕様、地中の配管への対応。 |
| はつり・床の復旧 | 既存コンクリートを壊す、工事後に穴の周りを直す。 | どの範囲まで直すか、床全体の舗装は別か。 |
| 撤去・処分 | 古いカーポート、廃材、掘った土を運び出す。 | 解体、運搬、処分をまとめて含むか。 |
| その他の工事・手続き | 雨どいの排水、電気配線、必要な申請など。 | 誰が対応し、どこまで見積もりに入るか。 |
地中には、水道管やガス管などが通っている場合があります。
柱を置けない場所が分かったら、別の配置や製品、追加作業の有無を説明してもらいます。
現地調査前の表示価格だけで、設置方法を決めないようにしましょう。
駐車場の床も作るなら、工事の順番を相談
床のコンクリート工事と一緒に頼む場合は、柱と基礎の位置を決めてから、床を施工する段取りを相談します。
別の会社に頼む場合も、同じ図面を共有し、床を二度壊したり、柱の作業が重なったりしないよう日程を合わせます。
駐車場の床も工事する方は、土間コンクリートの費用と見積もり内訳で、舗装する面積、厚さ、排水、車を止められる時期も確認できます。
風と雪に合う性能を確認
耐風圧強度(たいふうあつきょうど)は風に対する強さ、耐積雪性能(たいせきせつせいのう)は積もった雪の重さに対する性能の目安です。
価格やデザインだけで選ばず、住んでいる地域と敷地の状況に合う仕様を提案してもらってください。
例えば、同じ2台用でも、風や雪への仕様、柱の数、屋根材を変えると金額が変わります。
カタログの「積雪○cm」は雪の条件を決めて算出した目安です。
湿った雪などは重さが変わるため、除雪の時期と方法も製品の案内で確認します。
性能の考え方は、YKK APの風・雪の解説で確認できます。
柱を片側に寄せるか、両側で支えるかなどの配置も、敷地条件に合わせた支持方式と一緒に相談しましょう。
建築確認と境界を設置前に相談
カーポートを建てる前に、建築確認申請が必要か、誰が手続きを行い、費用はいくらかを確認してください。
建築確認は、計画が建築のルールに合っているかを工事前に確認する手続きです。
横浜市の2026年4月改訂の案内も、カーポートは原則として建築物として扱い、販売店へ手続きの確認をするよう案内しています。
設置場所や増築などの条件で判断が変わるため、「小さいから不要」「壁がないから不要」と自己判断せず、施工会社や地域の窓口へ確認しましょう。
屋根・雨どい・基礎が敷地境界を越えないか、雨水をどこへ流すか、隣家の窓や通路と近すぎないかも図面で確認します。
横浜市「家づくりのルール」(PDF)。
同じ製品・工事範囲で見積もる
「カーポート工事一式」の見積もりをもらったら、工事内容を分けて説明してもらいます。
次のように含まれる範囲が違う場合は、合計だけで安い・高いを決められません。
A社:本体と床の復旧まで
同じ品番の本体、基礎、組立、古い床を壊す作業、穴の周囲を直す作業、土の処分を含む。
B社:本体と標準工事のみ
本体、基礎、組立を含むが、床を壊す作業と復旧、土の処分は別料金。
この例では、B社にも床を壊す作業・復旧・土の処分を加えた見積もりを依頼します。
さらに品番・寸法・柱の高さ・風雪の仕様・保証の対象が同じか確認してください。
これは工事範囲の比較例で、実在する会社の見積書ではありません。
製品の不具合と、取り付け工事の不具合について、保証があるかをそれぞれ確認します。
対象となる不具合・期間・対象外・連絡先を、保証書や契約書で説明してもらいましょう。
外構全体を工事する場合は、外構工事の費用を場所と作業に分ける方法も確認すると、駐車場・フェンス・庭の予算を分けて考えられます。
カーポート設置費用のよくある質問
Q.本体価格だけで設置できますか?
A.工事費の確認が必要です。
柱の基礎と組立、既存床の解体・復旧、撤去処分、必要な手続きを含む総額を確認してください。
Q.土間コンクリートと一緒に頼めますか?
A.対応できる会社へ相談してください。
カーポートと床を別の項目で見積もり、柱の位置や工事の順番を合わせてもらいます。
Q.1台用から2台用へ、そのまま広げられますか?
A.製品と設置条件の確認が必要です。
部材の追加だけで対応できるとは限りません。
今の品番と図面を見せ、基礎・撤去・新設を含む提案を受けてください。
Q.安い製品を選べばよいですか?
A.地域の風・雪と使い方に合うことが先です。
必要な性能、車の寸法と動線を合わせた案から、商品代と工事費を比較しましょう。