土間コンクリートの費用|駐車場の面積・厚さ・排水を比較

土間コンクリートの費用は、施工面積だけでなく、床の厚さ・地面の準備・排水・古い床の撤去をそろえて比較してください。
土間コンクリートとは、駐車場などの地面に作るコンクリートの床です。

施工会社エスケー住宅サービスの掲載例は、基本工事が1㎡12,000円(税別)~。
30㎡なら、基本工事は39.6万円(税込)の計算です。
掘り出した土の処分や特殊な運搬などは別途。
これは同社の掲載例で、全国平均や自宅の確定額ではありません。

掲載単価と総額の計算例

「1㎡いくら」の金額を見るときは、その単価に含む作業と、含まない作業を確認します。
エスケー住宅サービスは12,000円(税別)~の基本工事に、掘削・整地、砕石を敷いて固める作業、型枠・目地、金網、コンクリートと表面仕上げを案内しています。

表は左右に動かして確認できます。

掲載例の条件金額・範囲別に確認すること
基本単価1㎡12,000円(税別)~面積、厚さ、仕上げ、現場条件。
30㎡で計算した基本工事360,000円(税別)
396,000円(税込)
土の処分、特殊な機械などの追加分。
掲載例の対象外掘り出した土の処分、必要なポンプ車等古いコンクリートの撤去、排水、追加運搬も見積書で確認。

出典:エスケー住宅サービスの掲載単価・基本工程。
確認日:2026年10月20日。

基本工事:30㎡ × 12,000円 = 360,000円
+ 消費税10%:36,000円
= 基本工事の計算額:396,000円(税込)

上の金額には、別料金の作業を加えていません。
土の処分・古い床の撤去・排水工事を含めた税込総額をもらってから、自宅の予算と比べましょう。

車の台数より、舗装する面積を確認

「2台分」でも、車の大きさ、乗り降りする幅、道路からの出入りで必要な広さは変わります。
コンクリートを施工する範囲を図面に塗り、幅と奥行を書いてもらってください。

長方形なら、幅 × 奥行で面積を計算幅4m、奥行7.5mの長方形を、車を置く面積として計算する図12
  • 1.幅:4m。この例では、横方向の長さを示します。
  • 2.奥行:7.5m。縦方向の長さを示します。
  • 計算:4m × 7.5m = 30㎡。計算方法を示す仮の寸法です。車2台分の標準寸法ではありません。

花壇、排水口、砂利のすき間など、コンクリートを打たない場所は分けます。
斜めの敷地や段差がある場合は、単純な長方形の計算だけで面積を決めず、図面の数量を説明してもらいましょう。

狭い場所は、面積だけでは単価が下がりません

小さな工事でも、職人や機械の移動、材料の運搬は必要です。
車が入れない庭や細い通路では、手で運ぶ作業が増えることもあります。
面積を半分にしても、総額が半分になるとは限りません。

床の下に必要な作業と見積もり内訳

見た目は同じ灰色の床でも、地面をどの深さまで掘るか、下に何を敷くか、どのように補強するかが異なります。
完成後に隠れる部分も、図面・施工写真・見積書で確かめましょう。

コンクリートの床を下から支える部分コンクリートの床、補強する金網、砕石、地面を上から順に並べた断面図123
  • 1.コンクリートと補強材:車が乗る床。内部に金網などを入れる仕様があります。
  • 2.砕石(さいせき):砕いた石を敷き、押し固めて床を支える土台にします。
  • 3.地面:土の状態に合わせて準備します。図は位置関係を示しており、厚さや補強の設計値ではありません。

表は左右に動かして確認できます。

見積書の言葉どの作業か確認する数量・条件
掘削・鋤取り床を作る深さまで土を掘る。鋤取りは表面の土などを薄く取り除く作業。範囲・深さ、掘り出した土の処分を含むか。
砕石・転圧砕いた石を敷き、機械などで締め固める。砕石の厚さ、施工範囲。
型枠・目地流す範囲の枠と、床を区切るすき間を作る。目地の位置・材料・長さ(m)。
補強材・コンクリート金網などを配置し、コンクリートを流す。床の厚さ、補強材の仕様、車の重さ。
表面の仕上げ滑らかに整える、細かな筋を付けるなど。坂や通路の滑りにくさ、見た目。
撤去・処分・運搬古い床を壊し、土や廃材を運び出す。撤去面積、処分と運搬、機械の搬入。

表面に細かな筋を付ける仕上げは「刷毛引き(はけびき)」、こてで滑らかに整える仕上げは「金ごて仕上げ」と呼びます。
選ぶ仕上げで見た目や滑りやすさが変わるため、駐車場所か、人が歩く坂かを伝えて相談します。

構造と施工手順:ガーデンプラスの土間コンクリートの解説。

雨水を流す傾斜と排水先

床に水がたまらないように付ける傾きを「水勾配(みずこうばい)」と呼びます。
床を平らに仕上げるだけでなく、雨水をどこへ流すかを決めて見積もります。

家側と排水口の高さを一緒に確認家の側から排水口のある側へ床を傾けて、雨水を流す方向を示した断面図1
  • 青い矢印:床の高い側から、低い側へ水を流す方向。
  • 1.排水口:流れた水を受ける場所。床だけでなく、この先の排水も確認します。

玄関、道路、隣地との高さが違うと、床の傾斜だけでは対応できないことがあります。
排水口・溝の新設や移動が必要か、家や隣地へ水が向かわないかを施工会社に確認してください。
傾斜や排水の仕様は、現地の高さを調べたうえで決めます。

工事後に車を止められる時期

コンクリートは、表面が乾いて見えても、すぐに車を乗せてよいとは限りません。
養生(ようじょう)は、必要な強度が出るまで、乾燥や温度、衝撃などからコンクリートを守ることです。

ガーデンプラスのFAQでは、駐車できるまでに最低でも1週間以上が必要と案内しています。
季節・天気・施工内容で異なるため、自宅では担当者に「歩ける日」と「駐車できる日」を別々に確認してください。

表は左右に動かして確認できます。

確認する日程事前に決めること
工事の開始前車の移動先、駐車料金、玄関までの通路。
コンクリートを流した後人が歩いてよい日、触れたり物を置いたりしてよい時期。
車の乗り入れ再開車の種類・重さを伝え、担当者の確認を受ける。

ガーデンプラス:工事後すぐに駐車できるか。

同じ条件で見積もりを比較

例えば、同じ敷地でも、見積書に含まれる場所が次のように違う場合があります。
図の薄い緑はコンクリートを施工する範囲、白は今回の施工に含まない範囲です。

A社:入口まで30㎡

入口を含む30㎡

車を置く24㎡+入口6㎡を舗装します。
入口を含む総額です。

B社:車を置く24㎡

車を置く24㎡のみ

車を置く24㎡だけを舗装します。
入口6㎡の舗装は含みません。

この例では、B社にも入口6㎡を含む30㎡の案を依頼してから、金額を比較します。
面積は比較手順を示す仮の例で、実際の見積書ではありません。

両社に同じ図面を渡し、舗装する場所・面積・床と砕石の厚さ・補強材・排水・撤去処分を確認します。
厚さや補強の提案が違う場合は、車の重さや地面の状態に合わせた理由を聞き、必要な作業を省かずに比較してください。

外構全体の予算と内訳は、駐車場・フェンス・庭の費用を分ける方法で確認できます。
床だけの見積もりを、庭全体の工事費と混ぜずに比べられます。

土間コンクリートの費用のよくある質問

Q.㎡単価が同じなら、仕上がりも同じですか?

A.同じとは限りません。
床と砕石の厚さ、補強材、排水、表面仕上げ、含まれる撤去・処分を確認してください。

Q.古いコンクリートの撤去は別料金ですか?

A.見積書で確認が必要です。
新しく床を作る費用に、古い床を壊す作業と廃材の処分が含まれるか聞いてください。

Q.車1台分なら30㎡の半額でできますか?

A.台数だけでは計算できません。
実際の施工面積と、機械・職人の移動など面積に比例しない費用で変わります。

Q.工事が終わった日に駐車してもよいですか?

A.担当者に再開日を確認してください。
表面が乾いたことだけで判断せず、養生期間と車の重さを確認してから乗り入れます。