『ジョリパット』の塗り替え費用|質感を残す改修と見積もりの確認点

ジョリパットの塗り替え費用は、今の質感を生かす色替えか、模様を作り直す改修かで内容が変わります。
塗料の単価だけでなく、補修・洗浄・足場を含む総額を確認しましょう。

アイカ工業の2026年6月版価格表では、セーフシーラーJS-800とジョリパットフレッシュJQ-800の改修工法が税抜3,500円/㎡と掲載されています。
300㎡基準の設計価格で、足場・洗浄・ひび割れ補修は別です。
自宅の工事は現地調査後の見積書で確認します。

塗り替え費用の目安と、総額に加わる作業

設計価格は、メーカーが決めた面積や施工条件での、材料費と施工費を含む参考単価です。
住宅1棟の請求額とは分けて読みます。
下の例は、同じ価格表の改修用製品を並べたものです。

下塗り材と仕上げ材の組み合わせ設計価格・税抜価格表の条件
JS-800 + JQ-8003,500円/㎡300㎡基準。足場・洗浄・クラック等の補修費は含まない。
JS-800 + JQ-8104,100円/㎡同じ基準。遮熱タイプを希望する場合は必要性も確認。
JS-800 + JQ-8204,100円/㎡同じ基準。高耐候タイプの提案理由も確認。

JS-800は、仕上げの塗料より先に壁へ塗る下塗り材です。
JQ-800などは表面を仕上げる材料の品番です。
クラックはひび割れのこと。
「単価×壁の面積」だけでは、支払総額にならない点を押さえましょう。

足場の設置・撤去、汚れを落とす洗浄、ひび割れの補修、塗らない窓を覆う養生、雨どいなど壁以外の塗装も、含む範囲を確かめます。
下地調整材が変更される場合は、理由と増減する費用を説明してもらってください。

元の製品と、過去に塗った材料を確認

ジョリパットは、アイカ工業の塗り壁材のシリーズ名です。
壁に塗った材料へ模様を付けて仕上げます。
見た目が似た壁でも、元の製品や過去に重ねた塗料は異なります。

まず、今ある壁と塗り替える材料をつなげて確認

① 今ある壁と施工記録

凹凸のある既存の壁面。元の製品は施工記録と現地で確認

新築・前回工事の見積書、製品名、塗った時期を確認。
近くと建物全体の写真も用意します。

② 今回の材料と塗装仕様

既存の凹凸がある壁へローラーで塗料を塗り重ねる作業

下地調整材と仕上げ材の組み合わせが、現在の壁に使えるか説明してもらいます。

例えば、JQ-800の公式案内では、施工できる塗膜とできない塗膜を分けています。
シリコン系やフッ素系の塗膜などは施工できない下地に挙げられています。
以前ジョリパットだった壁でも、その上に何を塗ったかまで確認する必要があります。

質感を残す色替えと、模様を変える改修

色替えと模様の変更

今の質感を生かして色替え

同じ粒の並びを残し、色だけをベージュからミントへ変える改修の例

既存の模様を利用する案。
JQ-800は砂壁の風合いを維持する改修用トップコートとして案内されています。

表面を整え、新しい模様へ

同じ壁を新しいコテの模様で仕上げる案。色替えとは作業が異なる

模様を作る材料や作業まで含む案。
塗装だけの見積もりとは、範囲を分けて確認します。

トップコートは、表面を仕上げるために塗る材料です。
どちらの案でも、傷んだ場所を直す作業は別に確認します。
全体の模様を変えるのか、補修した部分だけ模様を合わせるのかでも、必要な数量が変わります。

同じ「ジョリパット塗り替え」という見出しでも、中身が同じとは限りません。
残したい風合いを写真や見本で共有してから、見積もりを依頼しましょう。

見本で色・つや・補修部分を確認

見本は、色だけでなくつや・凹凸・補修した部分の見え方まで確認します。
色番号が同じでも、表面の凹凸や光の当たり方で見え方が変わります。

小さな平らな色見本だけで決めず、凹凸のある塗り板や試し塗りを相談してください。
全面を塗る前に、担当者と同じ見本を見て希望を確認すると伝えやすくなります。

見積書で比較する項目と数量

次の表をメモへ転記し、各社から説明を受けて記入してください。
価格だけでなく、仕上がりと作業範囲をそろえて比べられます。

確認する項目記録する内容数量・条件の確認
元の製品と前回塗料分かる製品名・塗装履歴・調査結果未確認の場合は調査方法
改修する材料下地調整材と仕上げ材の正式名・品番組み合わせと塗る回数
塗装する壁外壁のどの面を塗るか塗装面積㎡と窓の扱い
補修と模様合わせひび・浮き・傷んだ場所、作業方法補修長さm・面積㎡、見本
工事全体足場・洗浄・養生・壁以外の塗装含む項目と別料金の項目
支払いと工事後税込総額、追加時の確認方法、保証保証対象・期間・連絡先

例えば、同じ壁150㎡でも、A社が質感を残す色替え、B社が全面の模様を作り直す案なら、単価だけでは比較できません。
150㎡は説明用の数量です。
希望を伝え、各案が勧められる理由と含む作業を確認してください。

汚れの原因と、工事後の手入れ

壁が汚れて見える場合は、汚れの場所と、雨水が流れる跡、周辺の状態も調査時に伝えましょう。
塗り替えと一緒に対応した方がよい箇所がないか確認できます。

工事後の手入れは、実際に使った材料に合う方法を聞いてください。
使ってよい道具や洗剤、避ける清掃方法、相談先を施工記録と一緒に残します。
強くこする・強い水圧をかけるなどの自己判断は避け、製品と施工会社の案内を確認してください。

『ジョリパット』塗り替えのよくある質問

Q.普通の外壁用塗料で塗り替えてもよいですか?

A.今ある塗膜との適合と、希望する質感を確認して選びます。
一般の塗料だから必ず使えない、専用材だから必ず使えるとは判断しません。
前回塗った材料も含め、提案理由を説明してもらいましょう。

Q.塗り替えると、つやが出ますか?

A.選ぶ材料と仕上げによります。
風合いを維持する改修材もあります。
製品名・つやの指定と、凹凸のある見本で確認してください。

Q.ひび割れ補修は、単価に入っていますか?

A.入っているかを見積書で確認してください。
本文で紹介したメーカー設計価格では、ひび割れ補修・洗浄・足場は含まれていません。
自宅の見積書では、含む場所と数量を分けてもらいます。